インド映画夜話

Dhoom 2 2006年 152分
主演 リティック・ローシャン & アイシュワリヤー・ラーイ & アビシェーク・バッチャン
監督 サンジャイ・ガドヴィ






 世界的名品を次々と思いもよらぬ方法で盗んで行く怪盗A。その素顔も、名前すら誰も知らない。

 そのAの捜査を担当する事になった警部ジャイ・ディークシトは、Aを追い続ける女警部ショーナリーと、お調子者のアリーとともに、Aの次のターゲット ムンバイへ赴くが、博物館所蔵のダイヤモンドを盗むという予告状の通り、Aはジャイたちの目の前でダイヤをさらって町中に消えてしまった…。

 Aが密かにインドを出国しようとする頃、テレビニュースはAの次なる犯行予告を報じる。身に覚えのない予告状の真偽を探るため、Aは犯行場所となる古城へ。ジャイ率いる警官隊をくぐり抜けた先で、Aは自分の名を騙る第2のAと対面。2人して古城に収蔵された宝剣を盗み出して逃亡するが、なんと第2のAは女怪盗だった!

 彼女はスネーリーと名乗り、パートナーとして一緒に仕事をしないかと持ちかける。一笑に付したAだったが、結局スネーリーの実力と懇願に根負けしてパートナーと認めることに…。
 怪盗Aの次なる目的地はブラジルのリオデジャネイロ。そこの自然史博物館所蔵の人類最古のコインを盗み出す事を予告すると、スネーリーは密かに情報をジャイ警部に伝達し始める。そう、彼女は、逮捕を見逃してもらうためにジャイと取引してAの正体を探っていたのだ!
 しかし、スネーリーは徐々にアーリヤンと名乗った怪盗Aに、本心から心惹かれて行って…。


挿入歌 Crazy Kiya Re (私を狂わせて)



 2004年に大ヒットを飛ばした「Dhoom」の続編登場!
 パート2ものに「〜2」のタイトルが付けられるのは、インド映画初なんだそうな。なんともハリウッドテイストのボリウッド・ムービー。

 00年代を代表するボリウッド・スターのリティックとアビシェークの共演&大女優アイシュワリヤーの登場と、ボリウッド業界をにぎわせる豪華顔ぶれ!(*1)

 歌に踊りは最高級(お前らホントに人間か!?)。「ミッション・インポッシブル」を彷彿とさせるアクションの数々。さらにはインド映画には珍しいリティックとアイシュのキスシーン(映画史的にもゴシップ的にも大事件なんだよ!!)。とにかく派手派手なピカレスク・アクション映画。

 かなりアメリカナイズされているとは言え、そこはそれ、インドの濃いい〜エッセンスは健在。銃撃戦に列車の屋根上での格闘戦。変装合戦にチェイスシーン・三者三様のロマンス・リオのカーニバルを舞台に踊る踊る踊る!(カーニバル自体はあんま描かれていないけど) 娯楽を惜しげなく投入するサービス精神は相変わらず。

 実は、前作に当たる「Dhoom」を見てないんだけど、そんなん関係なくカッチョイイのよ!(Dhoomから引き続いての出演は、ジャイ警部役のアビシェークとアリー役のウダイのみ、だそうな)

 タイトルの「Dhoom」とは「騒音」の意味。
 我がおかんは一言「『ミッション・インポッシブル』のパクリじゃん。トム・クルーズには勝てないよねぇ」…ハァ、そうですか!

OP Dhoom Again (衝撃再来)

受賞歴
2007 IIFAインド国際映画批評家協会 衣裳デザイン賞・メイクアップ賞
2007 Stardust Award 年間女優スター賞(アイシュワリヤー)
2007 Bollywood Movie Award 主演男優賞・振付賞

2009.8.8.

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*1 アビシェークは、この映画公開後にヒロインを演じたアイシュと結婚。撮影当時は交際が囁かれていました。