監督を務めるジートゥ・ジョセフは、1972年ケーララ州エルナクラム県ムトラプラム村生まれ。
大学で経済学の学位を取得後、ジャヤラージ監督のもとで助監督として働き出してマラヤーラム語映画界入り。自作のプロットを元に、母親の協力もあって07年の「Detective(ディテクティブ)」で監督&脚本&原案デビューする。5本目の監督作となる本作で、ケーララ州映画賞の人気作品賞をはじめ数々の映画賞を獲得し、一躍ヒットメーカーに名を連ねる。本作のタミル語リメイク作「Papanasam」も監督してタミル語映画監督デビューもしている。
以降、マラヤーラム語映画界で活躍する中、15年の監督作「Life of Josutty(ジョスティの人生)」他でカメオ出演していたり、脚本を手がけた17年の「Lakshyam(標的)」でプロデューサーデビューしていたりもする。
「ムトゥ(Muthu)」で日本でも有名になっているラーニー役のミーナ(・ドゥライラージ *7)は、1976年タミル・ナードゥ州チェンナイ生まれ。
子役として78年の「Thamburatti」、82年の「Nenjangal(心)」などからタミル語・テルグ語・マラヤーラム語映画で活躍。その後、90年のテルグ語映画「Navayugam(新時代)」で主演デビュー。翌91年には「En Rasavin Manasile」でタミル語映画主演デビューとなり、同年の「Sandhwanam」でマラヤーラム語映画にも主演デビュー。テルグ語映画「Seetharamayya Gari Manavaralu(シータラマイアーの孫娘)」でナンディ主演女優賞を獲得する。92年には「Parda Hai Parda(これはヴェール)」でヒンディー語映画デビューし、95年には「Putnanja」でカンナダ語映画デビュー。その後も、タミル語映画界・テルグ語映画界を中心に数々の映画賞を受賞するトップスターとして活躍中。
09年にソフトウェアエンジニアのヴィディヤサーガルと結婚。2人の間に生まれたナイニカー・ヴィディヤサーガルは、16年公開作「テリ(Theri)」で子役出演デビューしている。
受賞歴
2013 Kerala State Film Awards 人気作品賞・批評家選出特別賞
2013 Filmfare Awards South マラヤーラム語映画作品賞・マラヤーラム語映画助演女優賞(アーシャ・シャラト)
2013 Asianet Film Awards 作品賞・ミレニアム男優賞(モーハンラール)・助演男優賞(シディッキー)・助演女優賞(アーシャ・シャラト)・主演女優賞(ミーナ)・悪役賞(カラバーヴァン・シャジョン)
2013 Kerala Film Critics Association Awards 作品賞・監督賞・主演男優賞(モーハンラール)・振付賞(サブー・ラーム)・男性プレイバックシンガー賞(ナジム・アルシャード)
2014 South Indian International Movie Awards 作品賞・監督賞・悪役賞(カラバーヴァン・シャジョン)
2014 Asiavision Awards 人気作品賞・助演男優賞(シディッキー)・助演女優賞(アーシャ・シャラト)
2014 Vabutha Film Awards 作品賞・監督賞
Amrita Film Awards 作品賞・監督賞・主演男優賞(モーハンラール)・プロデューサー賞(アントニー・ぺルンバヴォール)・助演女優賞(アーシャ・シャラト)・男性プレイバックシンガー賞(ナジム・アルシャード)
Vayalar Film Awards 台本賞・主演女優賞(ミーナ)・撮影賞(スジート・ヴァッスデーヴ)