そんな2人に囲まれつつ、ロミオ的な役回りとなって主人公的位置にくるラーフル・シャルマーを演じていたのが、1968年ニューデリー生まれ(*4)のチャンドラチュール・シン。
弟(兄?)に脚本家兼プロデューサーのアビマニュ・シンがいる(*5)。
古典音楽を学び、音楽教師、歴史教師として別々の学校で教鞭をとりつつ、1990年の「Awaargi」で助監督を務めて映画界入り。そのまま「Jab Pyar Kiya to Darna Kya」で男優デビューするも、完成間近で映画企画が凍結されてお蔵入り。短編映画「The Waiter in Slow Motion」出演を挟んで、1996年の「Tere Mere Sapne(君たちと僕の夢)」「Maachis(マッチ棒)」で正式に娯楽映画に主演デビューする。後者でフィルムフェア・アワードやスクリーン・アワードの新人男優賞を獲得。以降、ヒンディー語映画界で活躍するもヒット作に恵まれない中、1999年の「Daag: The Fire(汚れ)」と本作で人気が急上昇。しかし、ゴアでの水上スキー中の事故で大怪我を負い2003年以降俳優活動を休止してしまう(*6)。
しばらくの休養ののち、2009年のオリヤー語(*7)映画「Kemiti Ae Bandhana」、2011年のヒンディー語映画「Chaar Din Ki Chandni(月光の四夜)」で俳優復帰。その後もヒンディー語映画界への出演が続く中、13年には、米英カタール合作のミーラー・ナーイル監督作「ミッシング・ポイント(The Reluctant Fundamentalist)」で英語映画デビューしつつ、TVシリーズ「Savdhaan India(注目せよ、インド!)」にも出演して、映画・TV双方で活躍中。
受賞歴
2000 Kalashree Awards ニューカマー賞(プリヤー・ギル)
2001 IIFA (International Indian Film Academy) Awards 美術監督賞(ニティン・チャンドラカーント・デーサーイ)
2001 Bengal Film Journalists’ Awards ヒンディー語映画助演男優賞(シャラド・S・カプール)