復讐に取り憑かれる主役兄弟の母ドゥルガーを演じているのは、1947年インド連邦(*6)ベンガル州のラナガート(*7)に生まれた女優ラーキー・グルザール(旧姓マジュムダール)。
公表されている誕生日を信じるならば、インド連邦がイギリスから独立したその日に生まれた人だそう。父親はベンガル地方で靴売りのビジネスマンをやっていた人とか。
地元の女子校に通った後、63年に記者兼映画監督のアジャイ・ビシュワースと結婚するも数年で離婚。67年にベンガル語映画「Badhu Bharan」で映画デビューし、70年のヒンディー語映画「Jeevan Mrityu」で主演デビューする。71年の出演作「Lal Patthar」「Paras」の2本が大ヒットして以降、主にヒンディー語映画のヒットメーカー女優として大活躍。
73年に詩人で映画監督兼プロデューサーでもあるグルザール(*8)と結婚。両者の間で後に映画監督兼脚本家となる娘メグナー・グルザールが生まれている(*9)。同年には「Daag: A Poem of Love」でフィルムフェア助演女優賞を獲得し、その後も数々の映画賞を受賞している他、82年の「Taaqat」で歌手デビュー、98年の「Pyaar To Hona Hi Tha」では衣裳デザインも担当している。03年のベンガル語映画「Shubho Mahurat」を持って女優引退したと言うけども、09年の「Classmates」で一時的に復帰しているそう。
シャールク演じるヴィジャイの恋人役ソニアを演じたのは、1974年マハラーシュトラ州ムンバイ生まれの女優カージョル(・ムケルジー。結婚後はデーヴガン姓)。父親はベンガル人映画監督兼プロデューサーのショーム・ムケルジー。母親はマラータ人女優タヌージャ。妹も女優のタニーシャー・ムケルジーで、親戚も映画人の多い映画一族出身。
子供時代に両親が離婚して母方の祖母ショバーナー・サマルト(*10)のもとで育つ。16才の時に学校の夏季休暇を利用して、ヒンディー語映画「Bekhudi(公開は92年)」で映画&主演デビュー。そのまま映画界に残る決意をして学校を中退して女優業を続けていく。本作公開と同じ95年には、ギネス級大ヒット作にしてフィルムフェア主演女優賞を獲得した「DDLJ 勇者は花嫁を奪う(Dilwale Dulhania Le Jayenge)」を始め5本の映画に出演。その後もトップスターとして活躍する中、97年には「Minsara Kanavu(電撃的な夢)」でタミル語映画デビューもしている。
99年に男優アジャイ・デーヴガンと結婚し、夫婦で映画制作会社デーヴガン・フィルムズ(*11)を設立。さらに翌00年、自分の制作会社オンライン・ポータル・シネックスプロアを設立して映画ソフト・ビジネスに参入している。その他、児童教育や女性保護の慈善活動にも積極的に参加し、慈善団体大使に任命されて児童教育をテーマにした短編映画に参加していたりする。