遊び半分で強姦殺人して後悔も反省も見せない悪役アミット・シェーラルを演じてたのは、1968年(または1969年とも)マハラーシュトラ州ナーグプル県ナーグプル生まれのローヒト・ローイ。通称ココ。
ベンガル人の両親を持ち、兄に男優兼実業家のロニート・ローイ(*5)がいる。
幼少期をグジャラート州アフマダーバード県アフマダーバードで過ごし、そこの大学を卒業。広告代理店にて男優兼カメラマンのカラン・カプールのアシスタントとして働きながら、"カラン・ローイ"の芸名で男優活動を開始。1994年のヒンディー語映画「Jazbaat」で主役級デビューを果たす。翌95年の「Tujh Pe Dil Qurban」「Swabhimaan(自尊)」などでTVドラマデビューもして、以降ヒンディー語映画&TV界で活躍中。
2002年には短編映画「The Face 2」で監督デビュー後、2006年にTVドラマ「Viraasat」でインディアン・テレビジョン協会人気男優賞を獲得。続いて、本作監督サンジャイ・グプタも参加している2007年のオムニバス映画「Dus Kahaniyaan(十物語)」の1編「Gubbare(風船たち)」で商業映画監督デビュー。2008年のTVドラマ「Inside Bollywood with Rohit Roy」で監督とともプロデューサーデビューしている。2024年には、ダーダサーヒブ・パールケー映画基金ヒンディー語映画部門の特別貢献賞を贈られてもいる。
主人公の復讐を捜査し、証拠をつかんで逮捕しようとする観察者的存在チャウベィ警部を演じてたのは、1964年(1962年とも)ビハール州マドゥバニー県コイラック生まれのナレンドラ・ジャー。
幼少期に村の演劇に参加していた事があると言うことながら、国立大学院で古代史を修了。公務員試験を受けようとして演技の道に行くつもりはなかったらしいが、大学での演技講座を受講した事がきっかけで役者の道を歩み始め、ムンバイに移住後広告モデルとしてCMで活躍。1994年のヒンディー語TVドラマ「Shanti」で男優デビューしてヒンディー語TV界に活躍の場を移す。2003年の「Fun 2shh: Dudes in the 10th Century」の端役出演でヒンディー語映画デビューを果たし、2005年の「チャトラパティ(Chatrapathi)」でテルグ語(*6)映画にも悪役デビュー。以降、ヒンディー語映画を中心に活躍して行く。
以前から、心臓疾患を抱えていたため妻と共に医者の勧めで農村に引っ越していたが、2018年にマハラーシュトラ州ナーシクにて心臓発作で病死される。享年54歳。