そのヴィシェーシュ・バンサルは、2004年デリー生まれでマハラーシュトラ州ムンバイ育ち。
2012年のTVドラマ「Na Bole Tum Na Maine Kuch Kaha(君は話さないし、僕も何も言わない)」で子役デビュー後、TVドラマ界で活躍。13年のオムニバス・ヒンディー語映画「ボンベイ・トーキーズ(Bombay Talkies)」の1編「Sheila Ki Jawaani(シェイラーの若さは)」の端役出演で映画デビューとなり、本作が2本目の映画出演作。その後は、Webドラマシリーズで主役を張っているそう。
主人公を迎え撃とうと奔走する捜査官ナチケット・ヴァルマーを演じるジミー・シェルギル(生誕名ジャスジット・シン・ギル)は、1970年ウッタル・プラデーシュ州ゴーラクプル県デオカヒア村のジャート系(*6)地主の家生まれ。
父方の大叔母に、インド美術界の巨匠でもあるインド=ハンガリーハーフの画家アムリター・シェルギルがいる。
学生時代に家族でパンジャーブに移住し、大学卒業後に従兄弟と一緒に映画界に入るためムンバイに移住。演技教室での特訓の後、96年のヒンディー語映画「Maachis(マッチ棒)」で映画デビューし、続く99年の「Jahan Tum Le Chalo」で主役級デビューする。05年にはパンジャーブ語(*7)映画「Yaaran Naal Baharan」にもデビューし、以降この2つの映画界で活躍中。08年の出演作「A Wednesday!(あの水曜日!)」でアプサラ映画プロデューサー協会の助演男優賞を獲得したのを皮切りに各映画賞も獲得する活躍を見せている。
11年のパンジャーブ語主演映画「Dharti」からはプロデューサーとしても活躍中。