神代→神武東征欠史八代祟神垂仁景行/成務
 
古事記・日本書紀の神代の段を、趣味的に年表風にまとめてみました。
記紀の比較、書紀本文・異伝との相違に注目!
 
神代とは、天地開闢から初代天皇の誕生までを語る神々の時代。
おおざっぱに分けると
・中国的影響の強い天地開闢伝説
・夫婦による万物出現
・イザナギの黄泉の国訪問と呪的逃走譚
・アマテラスとスサノヲの誓約
・天の岩戸伝説
・出雲神話 スサノヲの八岐大蛇退治
・出雲神話 大国主伝説
・出雲神話? 国譲り伝説
・天孫降臨
・コノハナサクヤヒメ伝説
・南方系神話 火中出産
・南方系神話 海幸山幸伝説
・南方系神話 海神トヨタマビメの出産
となります。
神々の時代、と言っても記紀神話の場合は
神と人の区別はかならずしも明瞭ではありません。
 
ちょっと見にくいですが参考までに。

古事記 日本書紀 ()内は「一書〜」で異伝と伝えられている部分

混沌
天地分割
高天原より造化三神(アメノミナカヌシ/タカミムスヒ/カミムスヒ)出現
国がクラゲのように漂う(混沌浮動)
葦の芽出現 葦から神(ウマシアシカビヒコジ他1神)出現し別天神成立
神代七代(2神+夫婦神5組)出現
卵のような混沌
天成立後地成立
(同時に神出現)
(高天原より神出現)

国土の元、水中
(または空中)より現れる(混沌浮動)
葦の芽出現 神の誕生
夫婦神出現 神代七代成立
(土台→鏡→万物→沫→イザナキとも) 


イザナキ/イザナミ、天の沼矛で海水からオノゴロ島を誕生させる

両神、オノゴロ島に降臨後結婚儀礼→ヒルコ・淡島誕生
両神、ヒルコ・淡島を葦船に入れ流し去る 
イザナキ/イザナミ、天神の占いから再度の結婚儀礼
両神の国生み→大八島國とその他の島々成立 
両神の神生み 


ハヤアキツヒコとハヤアキツヒメ(共に河口の神)の水神八柱の出産
オホヤマツミ(山神)とノヅチ(別名カヤノヒメ/野神)の山野神八柱の出産
イザナミから、火神ヒノヤギハヤヲの誕生
イザナミ冶金神・窯業神などを産みながら焼死 
イザナキ、妻の死に号泣し香具山の神ナキサハメを産む 
イザナミを比婆の山に埋葬
イザナギ、火神カグツチを殺す
→血から岩神・火神など誕生 カグツチの体から山神誕生 
イザナキ、出雲の伊賦夜坂より黄泉國訪問しイザナミと会う
イザナキ、8柱の雷神と共にいる腐敗した妻を見て逃走 
イザナミ怒り、ヨモツシコメとともに追う 
イザナキ、装身具を葡萄・筍に変えて剣を後ろに振って逃走(呪的逃走) 
イザナキ、黄泉比良坂に生える桃で悪鬼を撃退→オホカムヅミ誕生 
両神、大岩を隔てて離別宣言→大岩、チガヘシ大神(別名黄泉戸大神)に 
黄泉津大神イザナミによる生命の死の開始 
イザナキ、筑紫の日向の橘の小門の阿波岐原にて禊
イザナキの禊より海神・禍神誕生 
イザナキより住吉三神・三貴子(アマテラス/ツクヨミ/スサノヲ)誕生 


イザナキ、三貴子の天・夜・海の分割統治を指事
イザナキがアマテラスに与えた玉からミクラタ神誕生 
スサノヲのみ統治放棄 
スサノヲ泣き叫び、山を枯らし河を干上がらせ万の災い起る 
スサノヲ「母の国"根の堅州國"に行く」→イザナキに追放される 









イザナキ、淡海の多賀(滋賀県多賀)に鎮座
スサノヲ、アマテラスに会うため天上へ→山川皆震える

アマテラス、これに驚きスサノヲの国の強奪かと誤解→武装して問い正す 
スサノヲ、邪心なきことを説明しその証として2人での誓い(ウケい)を提案 
天の安河での誓約→宗像三女神・オシホミミ・アマノホヒ他2神誕生 
→女神誕生により、スサノヲの清明が証明される 
アマテラス、三女神を胸形(宗像)に降臨させる 

スサノヲの悪行 稲田・神域の破壊
スサノヲ、アマテラスの機屋に天のフチコマを逆剥ぎにして投入 
機織女、これに驚き梭(横糸を通す道具)で局部を突いて死ぬ 
アマテラス、怖れて天の石屋戸に籠る 
常夜到来 万の災い起こる 
オモヒカネの立案で天の安河での神事 
常世の長鳴鳥(鶏)、集められ鳴く 
鍛冶神アマツマラとイシコリドメ、鏡を製作 

タマノヤ、曲玉と玉を製作 


アメノコヤネとフトタマ、神意を占う 
コヤネとフトタマ、天香山の樹で御幣を作る 
アメノウズメ、神々を前に歌舞 神々、大いに笑う 
アマテラス、岩戸を少し開き「なにを笑うのか」と問う 
ウズメ「貴方より尊い神あり」コヤネとフトタマ、鏡でアマテラスを写す 
タヂカラヲ、岩戸を押し開きフトタマ、しめ縄で岩戸内の侵入を禁じる 
→アマテラスの復活 


八百萬の神、スサノヲを裁き処刑・追放
スサノヲ、所持品を没収され髭・爪を切られる








スサノヲ、食物神オホゲツヒメに食料を乞う
オホゲツヒメ、鼻口尻から食べ物を出す 
スサノヲ、これに怒りオホゲツヒメを刺殺 
オホゲツヒメの死体から五穀発生 
カミムスヒの親神、これを五穀の種とする 
イザナキ/イザナミ、海を出現(霧中より[風と]島を誕生)
イザナキ、天のヌボコで海の潮からオノゴロ島を誕生させる
(両神、島に宮を造営)
両神、オノゴロ島に降臨して結婚儀礼→女神の発言により失敗(ヒルコ・淡島誕生)

イザナキの忠言から再度の結婚儀礼
(尻振り鳥を見て)初の性交により淡路島・大八洲国・その他の島々誕生
(神・万物誕生)
→山川草木の神・三貴子(日/月/スサノヲ)・ヒルコ誕生
(→または白銅鏡により三貴子誕生)


(イザナミから火神誕生)
(イザナミ、土神・水神[・食料神]を産みながら焼死)


(イザナキ、火神を殺す)
 (→血から岩神/雷神/谷神など・体から山神誕生→紅葉の起原)
(イザナキの黄泉訪問または屍体安置所にてイザナミと会う)
 (イザナキ、腐敗した妻を見て逃走)
 (イザナミ怒り8人のヨモツシコメ[ヨモツヒサメ]と共に追う)
 (イザナキ、装身具を葡萄・筍に尿を河に変えて逃走[呪的逃走])

 (夫婦神、泉津平坂で離別宣言→大岩やイザナキの衣服から道祖神誕生)
 (黄泉大神イザナミによる生命の死・イザナキによる生命の増加の開始)
(イザナキ、筑紫の日向の小戸の橘の檍原にて禊 神生み)
 (イザナキの禊により禍神・三海神・住吉三神・三貴子誕生)

イザナキ、オホヒルメ(=アマテラス)と月神天上へ送りヒルコを磐楠船で棄てる
 スサノヲ泣き叫び、人々を苦しめ山々を枯らす→スサノヲの追放
 (イザナキ、三貴子の天・海・地上[または天・日・海]の分割統治を指事)

 (スサノヲの統治放棄)

 (イザナキ、根国に行くと言うスサノヲを追放)
(イザナミ、紀伊国熊野有馬村に埋葬/三重県熊野市海浜)
(火神カグツチと土神ハニヤスヒメからワクムスヒ誕生)
 (ワクムスヒの体より蚕・桑・五穀誕生)
(アマテラス、ウケモチ神の話を聞きツクヨミに偵察させる)
 (食物神ウケモチ、口中より食物を生み出しツクヨミを歓迎)
 (ツクヨミ、汚らわしとしてウケモチを刺殺)
 (アマテラス、ツクヨミの所業に怒り絶縁→日月の交代出現の発生)
 (アマテラスの命でアマノクマヒト、地上を偵察しウケモチの五穀化生を発見)
 (アマテラス、これを喜び穀物の種子をつくり養蚕発生)
イザナキ、淡路の幽宮(兵庫県津名郡/または日の少宮)に鎮座
スサノヲ、別離の挨拶のため昇天→海荒れ山轟く
 (神ハカルタマ、スサノヲに瑞八坂瓊の勾玉を授ける)
 アマテラス、スサノヲの国の強奪かと誤解→武装してスサノヲを迎える
 スサノヲ、邪心なき事を説明しアマテラスに誓約(ウケヒ/占いによる証明)を提案
 天真名井での誓約→宗像三女神・オシホミミ・アマノホヒ他3神
(+1神)誕生
 →男神誕生により、スサノヲの清明が証明される
 (日神、宗像三女神を筑紫[または宇佐嶋/大分県]に降臨させる→道主の神となる)
(スサノヲの天原の統治)
スサノヲの悪行 稲田や神域の破壊・稲作や神事の妨害
 スサノヲ、アマノブチコマ(まだらの天馬)の皮を剥ぎアマテラスの機屋に投げ込む
 (ワカヒルメ[オホヒルメの対神?]、驚いて機櫛によって死ぬ)
 これに怒ったアマテラス、天磐戸に入り磐戸を閉ざす
 常闇到来
 オモヒカネ
(またはアマノコヤネ)の立案で天安河(または天高市)での神事
 常世の長鳴鳥(鶏)、集められ鳴く
 (オモヒカネ[または研ぎ石神アラト]、鏡を作りアマテラスを招こうと提案)
 (イシコリドメと鍛冶工、天香山の金属から日矛[と鏡]・牡鹿の皮からアマノハブキ[=フイゴ]を造る)
 (フトタマ、幣を作りトヨタマ[またはアカルタマ]、玉を作る)
 (アマノヒワシ、木綿を作る)
 (山神に玉のなる樹を、野神に玉のなる竹を採らせる)


 コヤネとフトタマ、天香山の樹に玉・鏡・布をつけて祈祷
 アマノウズメ、石窟戸の前で歌舞し大いに笑う
(またはコヤネが岩戸に向かい祝詞)
 アマテラス、外の騒ぎを不思議に思い磐戸を少し開け様子を伺う
 
(コヤネ、岩戸の隙間に鏡を入れる)
 タチカラヲ、アマテラスを外に連れ出しコヤネとフトタマ、しめ縄で石窟戸を封じる
 →アマテラスの復活
 (フイゴ神アマノハブキ、紀伊の日前神に奉られる)
 (岩戸に入れた鏡、一部傷つき伊勢に祭られ神となる)
諸神、スサノヲを裁き追放
 スサノヲに罰金刑・髪(と爪)を抜く
(→自分の爪を大事に収める起源)
 (スサノヲの唾を和幣にとる)
(スサノヲ、別れの挨拶をしにアマテラスを訪ねる)
 (アマノウズメから報告されたアマテラス、スサノヲが国を奪うと誤解し武装)
 (アマテラスとスサノヲの誓約→アマノホヒ他4人の男神誕生)
 (スサノヲの清心が証明され、スサノヲ地上へ)
(長雨降る 笠蓑をつけたスサノヲ、宿を断られ苦しむ)
 (→笠蓑をつけたまま屋内に入る事を忌む起源)
 (→束ねた草を持ったまま屋内に入る事を忌む起源)





スサノヲ、出雲國の肥の河上鳥髪(島根県斐伊川上流の船通山)に降臨
スサノヲ、箸が流れているのを見て上流に赴き、アシナヅチとテナヅチと会う
アシナヅチ、年毎に8人の娘を高志の八岐大蛇に人身御供とされた事を嘆く 
スサノヲ、最後の娘クシナダヒメを妻にする条件で大蛇退治を引き受ける 
スサノヲ、クシナダを櫛に変えて髪に刺す 
スサノヲの指示で8度醸造した酒を8瓶、8垣の8桟敷に出す 
8頭8尾の八岐大蛇到来 スサノヲ、酒に酔った大蛇を刺殺 
斐伊川、血に染まる 
スサノヲ、都牟刈の太刀(後の草薙の剣)発見 アマテラスに献上 







スサノヲ、須賀の宮(島根県大原郡)造営 スサノヲの歌詠み
アシナヅチ、須賀の首長となりスガノヤツミミと名のる 
スサノヲとクシナダ結婚→ヤシマジヌミ誕生 

スサノヲとカムオホイチヒメからオホトシ/ウカノミタマ誕生
ヤシマジヌミとコノハナノチルヒメからフハノモチクヌスヌ誕生
フハノモチクヌスヌとヒカハヒメから深淵ミズヤレハナ誕生
深淵ミズヤレハナとアメノツドヘチネからオミヅヌ誕生
オミヅヌとフテミミからアメノフユキヌ誕生
アメノフユキヌとサシクニワカヒメからオホクニヌシ(別名多数あり)誕生




オホクニヌシ(=オホナムヂ)、兄弟の八十神から國を譲り受ける
八十神、オホナムヂを荷役にして稲羽(鳥取県八頭郡)のヤガミヒメを訪ねる
隠岐の兎、ワニ(=鮫)を利用して気多に渡り、報復に皮を剥かれる
気多(鳥取県気多郡)で八十神、裸の兎を見つける 
八十神「海水を浴び山の尾根上に伏せろ」→兎、風に傷を広げられる 
オホナムヂ「河水で傷を洗い、蒲の花の上に寝れば傷は癒える」 
兎、礼を述べ「袋持ちと言えど貴方はヤガミヒメと結ばれるだろう」 
→兎、稲羽の素兎/兎神と呼ばれる 
ヤガミヒメ、求婚に来た八十神を避けオホナムヂに求婚
八十神、ヤガミヒメの寵愛を受けるオホナムヂの殺害を謀る 
八十神、オホナムヂを伯耆國の手間山元に呼び出す 
八十神、猪と偽って焼いた大石を落とす→オホナムヂ焼死 
カミムスヒの命でキサカヒヒメ/ウムギヒメ降臨→オホナムヂ復活 
八十神、大樹を次々に倒してオホナムヂを殺す 
母神、再度オホナムヂを復活させる 
オホナムヂ、八十神の攻撃を避け木国(和歌山県)のオホヤビコの元へ避難 
オホヤビコ、八十神から木の股から根の堅州国へオホナムヂを逃がす 
オホナムヂ、スサノヲの家にたどり着く
スサノヲの娘スセリヒメ、父に男の到来を報告 
スサノヲ「あれはアシハラノシコヲだ」と言い蛇の部屋に迎える 
スセリヒメ、夫(=アシハラノシコヲ)に蛇の領巾(ヒレ)を与え蛇から救う 
翌日 スサノヲ、シコヲをムカデの部屋に迎える→ヒメのムカデの領巾で助かる 
翌日 スサノヲ、シコヲに大野の鳴鏑をとりに行かせ野に火を放つ 
スセリヒメ、シコヲの死を嘆き葬式 
アシハラノシコヲ、鼠の助力で矢を見つけ生還 
スサノヲ、「虱をとれ」とムカデのいる髪をシコヲにとらせる 
シコヲ、スセリヒメの助言によりスサノヲを満足させる 
シコヲとスセリヒメの駆落ち スサノヲの刀/弓矢/琴を持ち出し地上へ 
スサノヲ、琴の音に気づき2人を追い黄泉比良坂で追いつく 
スサノヲ「お前が兄弟たちを倒し大国主となり宇賀山本に宮を造れ」 
オホナムヂ、八十神を討伐 ヤガミヒメと結婚
オホナムヂ、宇賀の山本に宮を作りスセリヒメを正妻とする 
オホナムヂ、正妻を怖れヤガミヒメの子を木の股に隠す 
→キノマタ(別名 御井神)誕生 
ヤチホコ(=オホナムヂ)、高志國のヌナカワヒメを婚い歌詠み・御合
嫉妬したスセリヒメと夫神の歌詠み→神語りの起源
オホクニヌシと宗像のタキツヒメ結婚
→アジスキタカヒコネ(別名 カモ大御神)/タカヒメ(別名シタテルヒメ)誕生 
オホクニヌシとカムヤタテヒメからコトシロヌシ誕生
オホクニヌシとトリミミからトリナルミ誕生
トリナルミとヒナテリヌカタビチヲイコチニからクニオシトミ誕生
クニオシトミとアシナダカ(別名ヤガハエヒメ)から速甕タケサハヤヂヌミ誕生
タケサハヤヂヌミとサキタマヒメからミカヌシヒコ誕生
ミカヌシヒコとヒナラシビメからタヒリキシマルミ誕生
タヒリキシマルミとイクタマサキタマヒメからミロナミ誕生
ミロナミとアヲヌマウマヌマオシヒメからヌノオシトミトリナルミ誕生
ヌノオシトミトリナルミとワカツクメからアメノヒバラオホシナドミ誕生
オホシナドミとトホツマチネからトホツヤマサキタラシ誕生
オホクニヌシ、出雲の御大の岬(島根県美保関)でガガイモに乗る神と出会う
神々、この寄り来る神の名を答えられず 
クエビコ(=カカシ)「これはカミムスヒの子スクナヒコナだ」 
オホクニヌシ、カミムスヒの命でスクナヒコナと共に国作り開始 
スクナビコナ、國作りの途上で常世國へ
嘆くオホクニヌシの前に御諸山の神、海の彼方より出現 

神、大和の東の山上坐す事を条件に共に国作りを始める 
→御諸山の神(奈良県三輪山の祭神)となる 



オオトシとイノヒメからオホクニミタマ/韓神/ソホリ神/シラヒ/ヒジリ誕生
オホトシとカヨヒメからオホカガヤマトオミ/ミトシ誕生
オホトシとアメチカルミヅヒメから竈神/宅神/オホヤマクヒ/ハヤマト他3神誕生
ハヤマトとオホゲツヒメからワカヤマクヒ/ワカトシ/イモワカサナメ他5神誕生


アマテラス、葦原中国の領有権を主張 オシホミミの偵察
タカミムスヒ、誰に地上の神々平定を任すかで神々を集め協議
→アマノホヒ降臨 3年間復命せず

→オモヒカネの推薦でワカヒコ降臨
ワカヒコ、シタテルヒメを娶り8年復命せず 
オモヒカネ、雉(ナキメ)を地上に派遣→ワカヒコの館のカツラの木にとまる

アマノサグメの言にのりワカヒコ、ナキメを射殺 
ワカヒコの矢、高木神・アマテラスの元まで到来 
高木神「悪神を打つなら当たるな。邪心あるならワカヒコに災難を」 
→矢、ワカヒコを射殺 
→「還矢」「雉のひた使い」の語源 
シタテルヒメの泣声からワカヒコの家族、葬送のため降臨
ワカヒコの八日八夜の葬送 鳥たちが仕切る 
アジスキタカヒコネの弔問 家族たち、ワカヒコの生還と思い喜ぶ 
アジスキ、これに怒り喪屋破壊→美濃国の喪山(岐阜県長良川上流の山)となる 


アジスキが飛び去るさまを妹タカヒメが歌う→ヒナブリの起源 



アマテラス、再度協議しイツノヲハバリかその子タケミカヅチノヲの降臨を決定
アマノヲハバリ、タケミカヅチとアメノトリフネを推薦 
タケミカヅチノヲ・アメノトリフネ、出雲國伊邪佐の小濱に降臨


タケミカヅチたち、国譲りを提案しオホクニヌシ、答えを保留 
オホクニヌシに促されヤヘコトシロヌシ、国譲りを承諾 
ヤヘコトシロヌシ、青柴垣の中に隠れる 
オホクニヌシ、再度答えを保留 息子タケミナカタに決定権を譲る 
タケミナカタ、2神と力競べし敗北 科野國州羽の海(長野県諏訪湖)まで逃げ降伏 


オホクニヌシ、宮建造と統率者コトシロヌシを条件に国譲りを承諾 
出雲國多藝志の小濱に天の御舎(=出雲大社)造営 
クシヤタマ、御舎の料理人となり魚料理を献上 

タケミカヅチ、天界に葦原中国平定を報告 
(スサノヲと児イタケル、新羅国に降臨 ソシモリに住むも土舟で東へ)
スサノヲ、出雲国の簸の川上(斐伊川)に降臨(または安芸国可愛の川上/広島県江川?)
 スサノヲ、国神アシナヅチとテナヅチ(またはスサノヤツミミ[とアシナヅテナヅ])と会う
 アシナヅチ、年毎に8人の娘を八岐大蛇に人身御供とされた事をスサノヲに陳述
 スサノヲ、最後の娘クシイナダヒメを妻とする事を条件に八岐大蛇退治を引き受ける
 スサノヲ、クシイナダを櫛に変えて髪の中に隠す
 アシナヅチたち、8度醸造した酒
(または果物酒/毒酒)を8面造る
 8頭8尾蛇の八岐大蛇到来 スサノヲ、酒に酔った八岐大蛇を十握剣で刺殺

 スサノヲ、八岐大蛇の尾から草薙剣(別名 天叢雲剣
または蛇の麁正)発見 天神に献上
 (→後に剣、尾張の吾湯市村の神・熱田の神となり石上に奉られる)
 (大蛇を斬ったカラサヒ[またはアマノハハキリ]の剣、船通山で吉備の神主に祭られる)
 (スサノヤツミミ、マカミフルクシイナダヒメを出産)
(スサノヲ、渡海の船の材木用に樹を誕生させる)
 (スサノヲ,子三神[=紀伊の神]に木種を播くよう指事)
(イタケル、天界の樹種を大八洲国に播く)
 (→イタケル、有功[イサオシ]の神となり紀伊の大神となる)
清地の宮造営(スガの宮/島根県大東町須賀/または斐伊川の川上) スサノヲの歌詠み

 スサノヲとクシイナダ結婚→オホアナムチ誕生
 (→清のサルヒコヤシマシノ[別名ユヒナサカカルヒコヤシマデ]誕生)





 (サルヒコヤシマシノの5世孫にオホクニヌシ[オホアナムチ]誕生)
 (スサノヲの5世孫アマノフキネ、草薙剣を天に上奏)
 スサノヲ、宮の首長にアシナヅチたちを任命→イナダノミヤヌシの名を与える
スサノヲ、
(熊成峯に住み)根国へ































(オホクニヌシ、181神の神を生む)

















(オホアナムチ、出雲国五十狭狭の小浜で小人と出会う)

 (タカミムスヒ「我が子の一人だろう。よく養え」→スクナヒコナ、オホアナムチの元へ)
 (オホアナムチとスクナビコナ、協力して天下を造営 疾病療養・鳥獣虫害の除去)
(スクナビコナ、熊野の御碕[八束郡熊野]または淡嶋の粟茎から常世郷へ)
 (神、海の彼方からオホアナムチの前に到来し協力を申し出る)
 (オホアナムチ、神の名を訪ね神「幸魂奇魂」[良く奇運ある魂])
 (魂「日本国の三諸山[=神山または三輪山]に住みたい」→大三輪の神となる)
 (大三輪の神より甘茂君・大三輪君たち誕生)
(大三輪の神よりイスケヨリヒメ(後の神武皇后)誕生)
(コトシロヌシ、八尋鰐となり三嶋のミゾクヒヒメ[またはタマクシヒメ]に通う)
 (ヒメ、ヒメタタライスズヒメ[後の神武皇后]を生む)




オシホミミ、タクハタチヂヒメ(別にホノトハタヒメ・タマヨリヒメ・ニクツヒメとも)と結婚
(ホアカリ・)ホノニニギ誕生
タカミムスヒ、ホノニニギを葦原中国の主と宣言 天孫降臨の準備
神々,地上の神々や鬼・精霊を誰に討伐させるかを協議
→アマノホヒ降臨 オホアナムチにおもねり3年間復命せず
→オホソビラノミクマノウシ(鳥神?)降臨 同じく報告を断つ
(アマテラスの命令で)アマノワカヒコの降臨
 シタテルヒメ(別名タカヒメ/ワカクニタマ)を娶り
(8年)復命せず
無名雉、天神の使いとして降臨→ワカヒコの館のカツラの木にとまる
 (雄雉、粟田・豆田に留まり帰らず→雉のひた使い[行ったきり帰らずの意]の語源)
 アマノサグメの言にのりワカヒコ、雉を射殺
 ワカヒコの矢、タカミムスヒ
(または天神)の元まで到来
 タカミムスヒ、ワカヒコ苦戦と思い投げ返す→返し矢となってワカヒコを射殺
 (天神の呪詞「邪心あって射たならワカヒコに、清心あって射たなら無事なれ」)
 →「返し矢畏むべし」の語源
シタテルヒメの泣声によって天神たちワカヒコの死を知る
 ワカヒコの八日八夜の葬送 鳥たちが葬送の仕事を請け負う
 雷神アジスキタカヒコネの弔問 妻子たち、アジスキをワカヒコの復活と間違え喜ぶ
 アジスキ、これを怒り喪屋破壊→美濃国藍見川の喪山(岐阜県美濃市極楽寺辺り)となる
 →生人を死人と見誤る事を忌む起源
 (アジスキ、2丘2谷を照り輝かして去る)
 (これを見た人[またはシタテルヒメ]、このさまを歌う→ヒナブリ[夷曲]の起源)
(アマテラス、オシホミミとヨロヅトヨアキヅヒメを婚姻させ降臨を命令)
 (オシホミミとヨロヅハタヒメからホノニニギ誕生)
 (オシホミミ、浮橋から葦原中国の様子を見て報告)
再度、使者選定を協議→剣神フツヌシ(とタケミカヅチ)を選定
 雷神タケミカヅチ、自ら進みでてフツヌシの同行を許可される
フツヌシたち、出雲国五十田狭の小汀[島根県出雲市の稲佐の浜]
(または三津の碕)に降臨
 (天のアマツミカホシ[別名アマノカカセヲ]の反逆 両神、ミカホシを誅殺)
 (フツヌシ、戦争時の斎主を東国の香取[千葉県佐原市の香取神宮]に置く)
 フツヌシたち、国譲りを勧告→オホアナムチ、息子に決定権を譲る
三穂の碕(島根県美保関)のコトシロヌシ、国譲りを承諾
 コトシロヌシ、海中に八重蒼柴垣(=神木)を造り隠れる


(オホアナムチ、国譲りを拒否)
 (二神、神事・大宮建造・祭祀神の選択を譲歩)
 オホアナムチ、国土平定の広矛を献上 国譲りを承認


 (オホアナムチ、フナト神[=サルタヒコ]を2神に与え隠れる)
フツヌシ・タケミカズチ、反逆する鬼神を誅殺(星神カカセヲの反逆)
 (オホモノヌシ・コトシロヌシ、天孫への帰順者の首長となり昇天)










アマテラス、オシホミミに降臨を命令
オシホミミとヨロヅハタトヨアキヅシヒメ結婚 
→アメノホアカリ/ホノニニギ誕生 

オシホミミ、降臨役を御子ホノニニギに譲る 

高天原に光る神出現
タカビムスヒの命でアマノウズメ、神の名を問う 
神「国つ神サルタビコ」と名乗り天孫の先導を申し出る 


天孫に追従する五伴諸(コヤネ/フトタマ/ウズメ/イシコリドメ/タマノヤ)選定
ホノニニギの勾玉/鏡/剣/オモヒカネ他の神を伊勢内宮に祭る 
オモヒカネ、神々の政治を担当 
食物神トユウケを伊勢外宮に祭る 
タヂカラヲを佐那県(伊勢の多気郡佐那神社)に祭る





ホノニニギ、竺紫の日向の高千穂のくじふる嶺に降臨
アメノオシヒ・アマツクメの武装しての先導 
ホノニニギ、宮の建造 

アマノウズメ、サルタビコを送りその名を借りて仕える
→猿女君の起源 
アマノウズメ、魚を天神に服従させる 
ナマコのみウズメを無視→ウズメ、ナマコの口を裂く 
→猿女君が速贄を志摩から献上する起源 


ホノニニギ、笠沙の御前でカムアタツヒメと出会い結婚
父オホヤマツミ、共に姉のイワナガヒメとも婚姻させる 
ホノニニギ、イワナガヒメは醜いとして送り返す 
オホヤマツミの告白「姉といれば岩の如く、妹といれば花の様に栄えたものを」 
→人間が短命になる起源 
サクヤビメ一夜での妊娠 ホノニニギ、国つ神の子だろうと断定
サクヤビメ、抗議のため部屋に火を放ち火中で出産 
ヒメ「国神の子なら出産できまい、天孫の子なら無事産まれるだろう」 

→ホデリ・ホスセリ・ホヲリ(別名ヒコホホデミ)誕生 



(オホモノヌシ、タカミムスヒの命でミホツヒメと婚姻)
 (オホモノヌシ夫妻降臨)
 (司祭神アマノコヤネと祭具神フトタマ、祭具製作神を選定しオホアナムチを祭る)
 (アマノコヤネ、神事全てを司る宗源者となる)
 (コヤネ、皇孫を神社・磐座で祭る事を決定)
 (アマテラス、オシホミミに宝鏡を与え、コヤネとフトタマに防護を命じる)
 (オシホミミ[別名オシホネ]、タカミムスヒの命でヨロヅハタヒメ[別名タクハタチヂヒメ・タマヨリヒメ・ニクツヒメ]と婚姻)
 (オシホミミ夫妻よりアマノホアカリ誕生)
 (アマノコヤネ・フトタマ・オシホミミの降臨)
 (オシホミミ降臨に際しホノニニギ[別名アマノギホホオキセ・アマノキセ]誕生 オシホミミ天へ帰還)
 (タカミムスヒ、皇孫ホノニニギ降臨に際し八十神を集め協議)



タカミムスヒ、ホノニニギを真床追衾に覆い降臨させる
(アマテラス、ホノニニギに三種の宝物(曲玉/鏡/剣)を与える)
 (アマテラス、ホノニニギに五神[コヤネ/フトタマ/ウズメ/イシコリドメ/タマノヤ]を随伴させる)




(アマテラスの神勅「葦原瑞穂国は我が子孫の王が治めるべき地なり」)
 (アマノオシヒ・アメクシツノオホクメ武装してホノニニギを先導)
 (ホノニニギの前に赤顔・長鼻の神現れホノニニギ、アマノウズメに偵察させる)
 (ウズメ,踊り笑いながら神に名を問う 神「名をサルタヒコ。天孫を迎えにきた」)
 (サルタヒコ、ホノニニギを先導)
ホノニニギ、日向の襲の高千穂峯(の櫛日の二上峯[または添山峯])に降臨


ホノニニギ、吾田の長屋の笠沙碕
(または竹嶋/薩摩半島西岸の野間嶽)へ
(アマノウズメ、サルタヒコを伊勢の狭長田の五十鈴の川上に送る)
 (ホノニニギ、アマノウズメにサルタヒコの姓氏を与え猿女君とする)



コトカツクニカツナガサ(別名シホツツノヲヂ)、ホノニニギに国を譲る
(宮殿造営)
ホノニニギ、カシツヒメ(別名カムアタツヒメ・コノハナサクヤビメ・アタカシツヒメ・トヨアタツヒメ)と結婚
(ヒメの父オホヤマツミ、姉のイワナガヒメも共に婚姻させる)
 (ホノニニギ、姉イワナガヒメとも婚姻するも遠ざける)
 (イワナガヒメの呪詛「子孫たちは木の葉の如く短命に終わるだろう」)
 (→人が短命になる起源)
カシツヒメ一夜で妊娠 ホノニニギ、これを怪しむ
 カシツヒメ、夫への抗議のため産屋に火を放ち火中で出産
(または産まれた児と共に火中へ)
 「我が子が天孫の児であれば火に焼かれはしない」
 (または火中での母子の誓約/以下、出産順は諸説あり)
→ホノスソリ(ホノススミ)・ヒコホホデミ(ホノヲリ)・ホノアカリ(・ホタクヒ)誕生(出産順は諸説あり)
 (天孫「我が子であると知っていたが、衆人の疑いを晴らすためにやったことだ」)
 (へその緒を切った竹刀、竹林となる)
(アタツヒメ、夫の不信を恨みホノニニギを無視)
(ホノニニギの憂いの歌)
(カシツヒメ、神田に酒と飯を供える)
ホノニニギ崩御 筑紫日向可愛の山陵(鹿児島県川内市または宮崎県延岡市)に埋葬






ホヲリ(山幸彦)、兄弟の幸換えを提案→3度拒否されるも4度目に了承される

ホヲリ、兄ホデリ(海幸彦)の鉤を失う 
ホヲリ、自分の剣で500個の鉤を作るもホデリ拒否 
ホヲリ、さらに千個の鉤を作るもホデリ拒否 
ホヲリ嘆き、海辺でシホツチに出会い相談 


シホツチの作る竹籠の舟でホヲリ、綿津見の宮へ 


海神の娘トヨタマビメの従者、井戸の水に映るのホヲリを発見 
ホヲリ、首の玉を井戸水でそそぎ、従者の持つ玉器でうがい 
従者、玉をヒメに献上しトヨタマビメ、これを父に報告 
海神、天の御子ソラツヒコとしてホヲリを歓迎 
ホヲリ、アシカ皮を敷いた八重畳に座る 


海神、娘トヨタマビメとホヲリを結婚させる ホヲリ3年間海の宮に住む 
ホヲリ、望郷の念に嘆きヒメ、これを父に報告
海神、赤鯛の喉より鉤発見 

海神、鉤を呪詛し、ホヲリに鹽満珠・鹽乾珠を与える 
海神、鮫を集めその長さに合わせて天孫に仕える日数を決定 
一尋鮫、1日でホヲリを送る 
ホヲリ、小刀を鮫に与える→サヒモチ神になる 


ホヲリ、兄を討伐・服従させる 
兄ホデリ、守護人となる事を約す 

ホヲリ、ヒメの出産のため鵜の羽で産屋を造る
トヨタマビメ、急に産気づき出産のため産屋へ 
ヒメの出産「他国の者は出産時の私の姿を見ない様に」 
ホヲリ、八尋鮫と化すヒメを目撃 
→ウガヤフキアヘズ誕生 
トヨタマビメ、これを恥じ海坂を塞ぎ海へ帰る 

ヒメ、妹タマヨリヒメに歌を託しホヲリに伝える 
ホヲリ、歌を返す 


ヒコホホデミ、580歳まで高千穂宮に坐し、高千穂の山の西に埋葬
ウガヤフキアヘズ、伯母タマヨリビメと結婚
→イツセ/イナヒ/ミケヌ/ワカミケヌ(別名トヨミケヌ・イハレビコ)誕生 
ミケヌ、波の穂より常世へ渡る 
イナヒ、妣の國海原へ向かう 
兄弟の幸(道具)換え
 兄弟、共に不猟
 ヒコホホデミ(
またはホノヲリ 山幸)、兄ホノスセリ(海幸)の鉤を失う
 山幸、
(自分の太刀で)新しい鉤を作るも海幸、これを受け取らず

 ヒコホホデミが海辺で嘆くとシホツツノヲジ現れ協力を申し出る
  
(またはヒコホホデミ、川雁[=水の霊]を助けるとシホツツノヲジ現れる)
 (シホツツノヲジ、櫛を投げて竹林を生み、竹を編んでカゴを造る)
 シホツツノヲジの作る舟でヒコホホデミ(橘の小戸から)海神の宮へ
 
(またはシホツツノヲジの呼んだ鰐が8日かけて大鰐を連れてきてヒコホホデミを運ぶ)
 海神の娘トヨタマビメ、宮門側の樹上のヒコホホデミを発見
  (またはヒメの侍女、井戸の水に映る男に気づき報告)


 海神、ヒコホホデミを歓待
 (ヒコホホデミ真床追衾[または八重席・アシカの皮・三の床]に座る)
 赤女(=赤鯛または口女[=ボラ])の口から鉤を発見
 (海神、口女を食膳に乗せる事を禁ずる)
 ヒコホホデミ、トヨタマビメと結婚し3年間留まる
ヒコホホデミ、望郷の念に嘆き、トヨタマビメ、これを父に報告
 (海神、鯛女の口より鉤発見)
 (海神と諸鰐魚、天孫に仕える事を約す)
 海神、鉤に呪詛をつけ、ヒコホホデミに潮満瓊・潮干瓊を与え地上へ帰す

 (海神、ヒコホホデミを大鰐に乗せ帰す)

 トヨタマビメ、妊娠していることを告げ、波の強い日に出産のため地上に行くことを約す
 ヒコホホデミ、トヨタマビメの出産のために産屋を造ることを約す
 ヒコホホデミ、兄を討伐・服従させる
(または海神が兄を苦しめる)
 →ホノスソリ、俳優(ワザヲキ/戯伎を演じる芸人)の民(または狗人)となる
 
(→ホノスソリ、隼人族の祖となる)
 (ヒコホホデミ、鵜の羽で産屋を作る)
トヨタマビメ、妹タマヨリヒメとともに(産屋が完成する前に大亀に乗って)地上へ
 トヨタマビメの出産 「出産の時、私を見ないように」
 ヒコホホデミ、竜
(または大鰐)と化すヒメを目撃
 →ウガヤフキアヘズ誕生
 トヨタマビメ、これを恥じ
(名を与えてから)児を棄てて海へ去る(または児と共に海へ去る)
 →海陸の完全な隔絶
 (ヒコホホデミとトヨタマビメの歌詠み)

 (ヒコホホデミ、婦人に乳母・湯母・飯嚼・湯坐を任せ、諸部を設定して育児→乳母の起源)
 (妹タマヨリビメ、児を[ヒコホホデミに帰し]育てる)
ヒコホホデミ崩御 日向の高屋山上陵(鹿児島県蛤良郡溝辺村)に埋葬
ウガヤフキアヘズ、タマヨリビメと結婚
(以下、出産順は諸説あり)
 →イツセ/イナヒ/ミケイリノ/イハレビコ(別名サノ/ヒコホホデミとも)誕生


ウガヤフキアヘズ、西洲の宮で崩御 日向の吾平山上陵(鹿児島県吾平町の上名洞窟)に埋葬
神武期へ